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2018年04月30日

松田靜心展 "GOLD RUSH II"

今週 5月26日(土)まで、松田靜心展 “GOLD RUSH II”を開催しております。ART FOR THOUGHTで3回目となる今回の個展は火山灰と絵具で作られた支持体に箔を重ねたGoldをモチーフとしたシリーズとなります。是非ご高覧頂ければ幸いです。
松田靜心展 “GOLD RUSH II”
2018年5月17日(木)~ 5月26日(土) 11:00 ~ 23:00
~作家からのメッセージ~
「GOLD RUSH」というと、世代的に矢沢永吉氏のアルバムを思い出される方も多いだろうと思う。
それはもちろんだが、この「GOLD RUSH」は 19 世紀中盤に米国カルフォルニアで金鉱が発見さ
れて起きた史事からインスパイアされたものでもある。
かの、チャールズ・チャップリンの映画「黄金狂時代」もこの時の事をユーモアたっぷりに描
いたものだ。様々な人々が貧困生活から抜け出すため、一旗あげる夢を見た。一攫千金を狙って
カリフォルニアへ殺到するのだがそう簡単に金は手に入らない。金を掘り当てるまではと、食べ
物さえままならない。ひもじい生活を送る。
映画「黄金狂時代」の中では、あまりの空腹のため自分の革靴まで煮て食べて飢えをしのぐのだ。
そこまで人を狂わす、儚くも無限の夢を見させるとも言える金。
資本主義の現代でも金本位制に戻す方が良いのではないかという専門家もいた。
自身の権威と富と威光を示すため黄金の茶室を造らせた豊富秀吉は、黄金色に支配されたと
言って良いかも知れぬ。
そう言えば、日本は黄金の国ジパングと呼ばれていた頃があったし、時代は異なっても古代ギ
リシャやイスラム、インド、中国、ヨーロッパと世界中で錬金術を本気で信じていた時代があっ
たではないか。錬金術は黒(常温の物質)→赤(加熱された物質)→黄(金・貴金属)と三段階の
色調で表していた。この黄は即ち黄金のことで、物質の温度の上昇を色で表現したもの。最上位
に黄(金)が来るのだ。そして金は宇宙の物質の創生では白金を除けば最後に生まれた。
火山灰を混ぜた黒の絵具で下地を作った支持体に、シコシコと箔を貼りながら、金のことを考
えていると色々なことがふと脳裏を横切る。実際にその輝きは美しい、ただただ美しい。
人を狂わせる程に普遍的な、恒久的な価値を本能的に感じさせる色彩なのだろう。
「GOLD RUSH ゴールド・ラッシュ II」 は、2017年6月に、鎌倉のギャラリーAKIで開催した初個展の第2弾となる。

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