too fast, too accidental

□作家

飯田哲夫(Tetsuo Iida)
1992年 東京大学文学部仏文科卒業。 1995年 美学校造形基礎工房修了

□Message
金融関連のビジネスに取り組みながら、そこで感じた問題意識と着想を作品に結実させています。特に今は、資本主義の限界と新しい価値観の構築というテーマに強く関心を持っています。開拓のフロンティアが失われるなか、限られた資源を適切に配分できず、社会の格差が拡大しています。そろそろ我々は、成長を前提とした資本主義を脱却して、新しい価値観を構築すべきときに来ているのではないでしょうか。
今回の展示は、2011年から2016年までに制作した作品を展示しています。展示のタイトルである”too fast, too accidental”は、特に最近の社会、そしてテクノロジーの進化と、そこから導き出される予測不可能性を表現してみました。今回の展示の企画も、偶然の出会いから突然に実現したものです。