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ART FOR THOUGHTでは、2020年10月19日から10月27日まで、Coloridas「ブラジル摂氏40度のポピュラーアート」 を開催いたします。
本展では、ブラジル北東部の乾燥地帯フォークロアーを題材とし、力強くもユーモア溢れるボルジェス木版画作家Jose Francisco. Borges (ジョゼ・ボルジェス)と息子であるPablo Borges (パブロ・ボルジェス)の作品を展示いたします。そして、自然保護のもとブラジルの一部の地域に自生し一本一本手摘みで収穫される貴重な草を使った職人による手仕事を取り入れたオリジナルジュエリー 「ビオジュエリー®」の販売を行います。観る者を明るくするブラジルのポピュラーアートと、「黄金の草」カッピンドウラードを使った植物素材のオーガニックなゴールドの輝きが美しいビオジュエリーが並びます。大自然の恵みや伝統文化、そして職人の技をぜひご覧ください。皆さまのお越しをお待ちしております。
Coloridas
摂氏40℃のブラジルの大地で多様な人種から生み出されるカラフルな文化と新たな価値をお届けするニューラグジュアリーブランド。ブランドは2010年に設立され、「フェアトレード」「サステナブルな素材」「手仕事」をミッションとして国内を中心に活動している。
<木版画作家プロフィール>
Jose Francisco Borges (ジョゼ・フランシスコ・ボルジェス)
愛称 J. Borges(ジョタ・ボルジェス)
版画家、詩人
1935年ブラジル、ペルナンブーコ州生まれ。同州の無形文化遺産に指定されている。
ブラジル北東部の庶民の間で愛好されてきた詩的形式の文学小冊子「コルデル」に幼少の頃より親しみ、20歳の時に初の自作コルデルを発刊した。2作目に自身の木版画で表紙を飾り大人気を博したことにより、木版画の制作依頼が増え、30代半ばごろから様々な賞を受賞し、版画家として、国内のみならず世界的にも認められる芸術家となった。ブラジル各地や自身のアトリエで版画を教え、指導者としての側面も評価され、2000年にはユネスコより文化教育活動の部門で受賞。2002年には国連のカレンダーに採用された。彼の版画は北東部の風俗や動植物を題材とし、素朴で馴染みやすい。84歳になった現在でも後継者を育てながら日々アトリエ で制作活動をしている。
Pablo Borges (パブロ・ボルジェス)
1994年生まれ。
J. Borges の18人の子供のうち17人目のPablo Borgesは7才で版画製作を始め、現在後継者として高齢の父をサポートしつつ、ミュージアム兼工房「Memorial J. Borges (メモリアル・ジョタ・ボルジェス)のディレクターを務める。父の様になりたいと子供の頃からの想いがあり、後継者として誇りに思うと語る。