ロギール・アウテンボーガルト「空と色、重なる」

ロギール・アウテンボーガルト

空と色、重なる

2024.01.24 - 2024.01.27
11:00 -19:00 (Closes at 17:00 on Saturday)
ABOUT

ART FOR THOUGHT(アートフォーソート)ではロギール・アウテンボーガルト「空と色、重なる」展を開催します。

土佐和紙の特性と西洋絵画の表現技法を組み合わせた複層的な作品世界を展開する作家の、“空”をモチーフにした新作シリーズを展示します。ぜひご高覧ください。

ARTIST'S INTRODUCTION / STATEMENT

和紙職人の仕事は、材料を一番美しくて良い状態に見せることです。そんな紙は、紙自体が自分の話をします。

今回の作品ではコットンを使って立体感を出したり、色を使ったりして、私なりのストーリーをそこに加えました。

CURATOR'S STATEMENT

私たちは、平面的な情報を平面的に見ることに慣れ過ぎてしまった。スマートフォンに映る記事タイトルやSNSの画像は表層的なインパクトが優先され、またその圧倒的な情報量と数は次々と消費するよう急かしてくる。そんな日常生活を強いられるなかで、展示作品は何を語りかけてくるだろうか。

ロギールは和紙という支持体の透過性と色を重ねる西洋絵画の技法を組み合わせ、立体的な知覚世界を表現している。自ら栽培する高知県土佐和紙の原料・楮(こうぞ)の素材感を生かしたテクスチャーと岩絵具で着色した原料を積み重ねていくことで、繊細な色と質感の層をつくりあげているのだ。そこに広がる、モニター越しでは表現しきれない複雑な感性にじっと向き合ってほしい──作品から伝わってくるのは、青々とした草花に力強い太陽、それらが織りなす光と色の複層的な世界だ。日常にあふれる些細な情報にも、真実と解釈が複層的に重なっていることを、私たちに静かに伝えている。

キュレーター:田尾圭一郎

[カーテン] 一部

BIOGRAPHY

手すき和紙を作るなかで自然から受けるインスピレーションをパルプペインティングで表現します。
自家栽培の楮・三椏と、オーガニックコットンタオルのプレ・コンシューマ、岩絵の具や墨などを素材にしています。
土佐の匠(平成19年)。
和紙スタジオかみこや代表。

展覧会一覧ページへ